正式には
降誕会
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ごうたんえ
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灌仏会
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かんぶつえ
などといい、お釈迦さまのお誕生をお祝いする法要です。
今から2500年前、インドの北にあるヒマラヤ山のふもとにカピラ国という小国がありました。そこに
釈迦族
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しやかぞく
という種族が住んでいました。王さまは、スッドーダナといい、
妃
[
きさき
はマーヤー
夫人
[
ぶにん
といいます。このお二人のあいだに生まれたのがお釈迦さまです。正式なお名前は、ゴータマ・シッダッタといいます。
マーヤー
夫人
[
ぶにん
がお産のために実家に帰るとちゅう、花々の咲きほこるルンビニー園でお釈迦さまはお生まれになりました。お釈迦さまがお生まれになると、2頭の
竜王
[
りゆうおう
が天から清らかな
甘露
[
かんろ
の雨を降らせ王子のからだを清めました。
このようなお釈迦さまの誕生のようすから、花まつりには
花御堂
[
はなみどう
にお花を飾り、
誕生仏
[
たんじようぶつ
をおまつりしあまちや甘茶をそそぐようになりました。
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