ねはんえ
お釈迦さまのご命日に当たり、本堂に涅槃図[ねはんずを掛け修行される法要です。涅槃[ねはんとは、お釈迦さまが亡くなられたことをいいます。お釈迦さまは、インドのクシナガラというところで、2本並んだサーラの樹の間に、頭を北に向け右脇を下にして横になられます。そして「私の死後は、私が説いた教えを灯火[ともしびとして修行を続けなさい」と言い残し、たくさんの弟子が見守る中、静かに80歳の生涯を閉じられました。この涅槃の様子を画いたものが涅槃図です。  
今でも人が亡くなると、北枕ということをします。それはお釈迦さまの涅槃の姿に由来するものです。


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