ずいけい
まごころに生きる  


(こう)(じゆん)(しん)とは、両親やお世話になった方の死後を追善供養し、孝養の心をあらわすことをいいます。 ―

(そう)(とう)(しゆう)の宗祖、(どう)(げん)さまは福井県永平寺にて、門弟と坐禅を中心とした、厳格な修行の生活を続けておられました。ところが、54歳になられたとき、体調をくずされ病に伏されます。そこで、京都へ上られ、信者である(かく)(ねん)の屋敷で療養の生活に入られます。入洛後の道元さまは、名医・医薬などあらゆる手立てをつくされ療養に専念されました。ところが、薬石の効なく病状が日増しに悪化し、ついに快方に向かわれることなく、二ヶ月ほどした8月28日の夜半、大勢の弟子や信者に見守られながら、静かにお隠れになりました。道元さま54年の生涯でした。
長年、侍者(じしや)(師匠の身の回りの世話役)として道元さまに使えてきた、後に永平寺二代目を継がれた懐奘(えじよう)さまは、お師匠様の死にひどく落胆され、半時ほど気を失われたと伝えられています。
その後、道元さまのご遺体は、京都の円山公園の一角で、()()に付され、ご遺骨は懐奘(えじよう)さまの胸に抱かれ、永平寺に戻られます。懐奘(えじよう)さまは、本堂の脇にお墓を建てられ、お師匠様のご遺骨を埋葬されます。そして、ご自身が亡くなられるまで二十数年間の永きにわたり、一日も欠かさずお墓に向かってご供養のお努めを続けられました。朝は3時に起きると、墓前にお灯明・お茶をお供えし読経ご回向申し上げます。お昼にはお膳をお供えし、礼拝し読経されました。夜は、9時に礼拝し就寝のご挨拶をして休まれました。
 
曹洞宗は、この懐奘(えじよう)さまの孝養の心、「(こう)(じゆん)(しん)」を真摯に受けとめ大切に守り伝承して参りました。現在永平寺では、懐奘(えじよう)さま亡き後、(うん)(すい)(修行僧)がその教えを継承し、750年の間、道元さまのご供養のお勤めを日夜続けています。 






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●平成30年3月号 彗星探索家 木内鶴彦さん
●平成30年1月号 金子みすゞの世界
●平成29年10月号 お地蔵さま
●平成29年8月号 お盆
●平成29年5月号 諸法実相-ただ仏と仏とのみ-
●平成29年3月号 即心是仏
●平成29年1月号 はじまりはひとつ
●平成28年10月号 ホセ・ムヒカの生き方と言葉
●平成28年8月号 1/4の奇跡
●平成28年6月号 いのちをむすぶ ー佐藤初女さん
●平成28年3月号 般若心経
●平成28年1月号 生きがい
●平成27年10月号 死後の世界(その二)
●平成27年8月号 死後の世界
●平成27年5月号 ダライ・ラマ十四世法王
●平成27年3月号 正倉院ーシルクロードの終着駅ー
●平成27年1月号 三帰礼文ー三宝を敬うお唱えー
●平成26年10月号 「般若心経」色即是空・空即是色
●平成26年8月号  ハス
●平成26年5月号 観音さま
●平成26年3月号 無情説法
●平成26年1月号 石田徹也
●平成25年10月号 食 じき
●平成25年8月号 GOMA
●平成25年5月号 宮沢賢治ー菩薩の道を行くー
●平成25年3月号 東日本大震災 三回忌追悼
●平成25年1月号 新年あけましておめでとうございます
●平成24年10月号 宇宙の始まり
●平成24年8月号 ふくしま
●平成24年5月号 花まつり
●平成24年3月号 画餅 -絵に描いた餅-
●平成24年1月号 いま・ここを大切に生きる
●平成23年10月号 大自然から学ぶ
●平成23年8月号 暑中お見舞い申し上げます
●平成23年5月号 花まつりーお釈迦さまの誕生日
●平成23年3月号 「奇跡のリンゴ」
●平成23年1月号 「すべてはこころ」
●平成22年8月号 自発的治癒力
●平成22年8月号 地蔵盆
●平成22年8月号 奇跡のリンゴ
●平成22年5月号 お水取り
●平成22年3月号 仏さまに救われて
●平成22年2月号 号外 真如の表紙
●平成22年1月号 新年のごあいさつ
●平成21年10月号 浄国寺御開山
●平成21年5月号 花まつり
●平成21年3月号 お彼岸
●平成21年3月号 チェンジ-変革
●平成20年10月号 あいさつ
●平成20年8月号 天来の呼び声
●平成19年8月号 釈迦八相
●平成19年5月号 花まつりーお釈迦さまの誕生日
●平成17年10月号 イサム・ノグチとモエレ沼公園

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