ずいけい
まごころに生きる  


(せつ)に思うことは必ず()ぐるなり。切に思う心深ければ、必ず(ほう)便(べん)()(きた)るべし」これは、(そう)(とう)(しゅう)の宗祖、(どう)(げん)さまの説かれたことばです。「正しいことを一心に思うことにより、その思いが現実となる。そしてまた、その思いが深ければ、それを達成する方法が必ず見つかる」という意味です。
また、詩人の坂村真民さんの(ねん)ずれば花開く」ということばがあります。「一つの願い事をいつも心にとどめ育てると、やがては成就の花が咲く」というのです。
このように、願うことが現実となるということが、私たちの身近なところでもよくおこりますが、私自身なぜこういうことが現実におこるのかが、よく分かりませんでした。
ところが、最近の物理学の飛躍的な発展により、今まで理解できなかった現象が、科学的に実証されるようになってきました。
物理学に(りょう)()(りき)(がく)という学問があります。私たちの目では見えない、とても小さな「ミクロの世界」の学問です。我々が住む、この地球上の物質はすべて「原子」でてきています。この、原子よりもっと小さな物質の最小単位が「(りょう)()」といわれるもので、この量子の物理現象をあつかうのが量子力学という学問です。
私たちの、手や足、目や鼻、あるいは色々な内臓器官、脳も心臓も胃も血液もみな身体は、六十兆個あまりの細胞でできています。そして、その細胞は「分子」でできていて、さらに分子は「原子」でできています。その原子は「陽子」や「中性子」でできていて、さらに小さな「素粒子」と呼ばれるもので構成されています。つまり、この宇宙の物質すべてが、素粒子という一番小さな物質でできているということです。その素粒子は、いくつかの種類に分かれますが、現在17個の素粒子があるといわれています。
その一つの素粒子に、「(こう)()(フォトン)」があります。
村松大輔さんの著書『自分発振で願いをかなえる方法』には、このフォトンは、光を構成する素粒子であり、さらには私たちの「意識」も「感情」も目には見えませんが、その正体はすべてフォトンという素粒子であるといいます。
このフォトンには三つの特徴があります。一つは、フォトンは粒でもあり、波でもある。二つ目は、フォトンには時間の概念がない。三つ目は、フォトンは、別々の場所に同時に存在する。というものです。ただこれは、私たちの大きな世界の法則とは矛盾しますので、とても理解できないというのが正直なところです。  
そして、この一番目の、フォトンは「粒でもあり、波でもある」という「波」がとても大切なところであるといいます。波というのは「周波数」を持っているということです。周波数というのは、普段身近にあるテレビやラジオ、携帯電話やスマートフォンなどでも耳にしますが、波のサイクルが一秒に何回繰り返されるかを示すものです。そして、この波の最大の特徴は、情報を大量に乗せることができる、ということにあります。 テレビの画像や音声も、携帯電話の通話やメールも、電波に乗せて情報を届けています。それと同じように、私たちが意識したこと、念じたことも情報としてフォトン(波)に乗せて発振されているということです。 

遺伝子の研究者の村上和雄教授も「祈りには大きな力があるんですよ。以前、アメリカで東海岸にいる人が西海岸にいる患者へ祈りを捧げるという実験をしました。もちろん、祈られている側は自分が東海岸から祈られているなんていうことを知らないわけですが、祈られない患者よりも回復が早かったといいます。そういうことで、『祈りと医療』というのは、少なくとも最先端科学の中に入りつつあるのです。
また、私は『人間とは祈る動物』だと思っているんです。祈りとは宗教的だと思う人もいるかもしれませんが、宗教が発生する以前から人間は祈っているし、形は違ってもどの民族にも祈りの習慣はある。そう考えると、人間には『祈り』の遺伝子があるんじゃないかと思っています」といわれます。
正しい祈りはフォトンの波に乗って大きな力となって伝わり、よい結果となって現れるのです。



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